温暖化の話題は、たまたま今の派遣先の仕事が関係しているので特に気をつけて見るようにしている。今回のIPCC第4次報告書で人為起源のCO2排出による地球温暖化がほぼ決定的となり、今後の対策についても具体的な日程や数字が出てきた。
いまだに懐疑論を唱える科学者もいるけれど、大勢はほぼ決定したんじゃないかと思う。
私達が利便を追求するあまりに見落としてきたもののせいで、地球が傷ついているとすれば悲しい話だ。それを何とかもとに戻そうという気持ちはとても人間的なものだと思うけど、それにしても最近は新聞で温暖化の文字を見ない日はない。
なんとなく、一過性のブームで終わるんじゃないかという気もする。
IPCC報告書をまとめあげたことは大変な労力だと思う。それ自体で素晴らしいことだけど、それで温暖化が阻止できる約束は無い。中間テストに間に合うよう、詳細な自宅学習スケジュールは立ててみた。だけどそれを実際やるかどうかは本人の努力にかかっている。
IPCC報告書に従って、人類が足並みをそろえて行動できるのか?
それは、勉強のスケジュールを立てた後、実際にそれに従って勉強できる人とできない人のどっちが多いかというところに、すでに答えがあるような気もする。
今、どちらかと言えば企業は自分のイメージのために、また一般の人々はナイーブな同情心のために、地球温暖化を止めようと言っている気がする。
少なくとも今の過熱状態が、100年200年先まで続くとは思えない。温暖化の問題は、そのくらいのスパンで考えなければならないのに。
そしてまた、温暖化よりも今の世の中に、もっと急いで取り組まなければならない問題もたくさんある。今の世界の関心を持続的に維持するには、温暖化がもたらす危険と、それからCO2の排出を食い止めることがどのくらいの「利益」につながるかを、もっと強調してアピールすることが必要なんじゃないだろうか。
今マイナスの状態のものを、ゼロにする方法を教えられても、私達はそんなに興味を持てないが、プラスになる何かを教えられれば、行動する気持ちになると思う。
ホッキョクグマの住む場所がなくなる、という程度のアピールでは、ホッキョクグマを可愛らしいと思わない人には何の影響力もない。ツバルが沈んでも、自分の住んでいるアパートや近くのコンビニがなくならないなら一向差し支えないという人もいっぱいいる。
それより、気温が何度下がればいくら儲かるよ、と言ってもらうほうがやる気になるってものじゃないだろうか?所得税が安くなるとか消費税が安くなるとか。美しくない話だけど、結局そういうことが一番個々の人間に響くんだと思う。
そういう波及効果はないのかなぁ。誰かそういう計算しないんだろうか。


by sonoraone
別にいいと思いますが